化石によって色々な事が分かるのですが、ワニの化石が発見されたことによって驚くべきことが分かったと言われているのです。
マチカネワニというワニは、化石があった事によって日本で生息していた事がわかったのです。
詳しく調べてみました。
マチカネワニとは?
化石が発見されたのは、1964年に大阪府豊中市柴原の待兼山丘陵に位置する大阪大学豊中キャンパスの理学部で新校舎建設現場から出土したのです。
発端としては1964年5月3日、偶然大阪層群の化石の採取に来ていた高校生、人見功と大原健二が道路側溝を作るために掘り上げられていた土の中から脊椎動物の肋骨破片を発見したことでマチカネワニの存在を知ることができたそうです。
その後6月9日からの4日間行われ、5月10日に現地調査を行ったメンバーに加え、京都大学理学部地質学鉱物学教室の亀井節夫、石田志朗と大学院生、大阪大学教養学部の学生が加わり、マチカネワニについてより深く研究されるようになったのです。
マチカネワニの分類は?
マチカネワニは頭骨の特徴が現生のマレーガビアル属と類似しているとわかったのです。
その理由は、吻部が異常に長く狭いこと、鼻骨が外鼻孔まで届かず楔状であること、前上顎骨は片側5本、上顎骨は片側16本と上顎の歯式が同じことなどから、レーガビアル属という事が分かったのです。
しかし18年後、青木良輔により再研究され、1983年、マレーガビアル属ではなく新属のワニであることが示唆されたのです。
まとめ
化石によってマチカネワニが発見されたのですね。
現在でも、多くの化石が眠っていると言われています。
新たな化石を見つけることは、人類にとって大きな発見にもなるのです。