爬虫類の革で、代表的に取り扱われているものがワニ革です。
現在地球上に生息しているワニは3科9属23種と言われており、アリゲーター科、クロコダイル科、ガビアル科が存在しています。
アリゲーター科は4属7種、クロコダイル科は4属15種、ガビアル科は1属1種となっています。
この記事では、ワニ革の種類と特徴について記していこうと思います。
目次
ワニの種類
クロコダイル種
野生のクロコダイルは現在絶滅の危険に侵されており、ワシントン条約で保護されている種であるためワニ革の中でも非常に希少で価値のあるものとされており、値段も上昇傾向にあります。
クロコダイル科の中にカイマンという種があり、かなり皮が硬くて加工が難しいということからクロコダイルの中では安価な値段で手にすることができるので非常にオススメです。
アリゲーター種
アリゲーター種はクロコダイル種の革と比較した時に、ハリが弱いという点で劣っていると評価されています。
しかし、紳士用バッグや鞄などといった私たちに馴染みある革製品にもよく使われているポピュラーなワニ革として知られています。
ガビアル種
ガビアル種はインドガビアル1種のみで他のワニとは見た目が異なり、魚を捕らえることに適した細長い口が特徴です。
ガビアルの革は他のワニと同じくバッグや鞄、ベルトなどに使われますが、革としての価値はクロコダイルの方が高く評価されています。
クロコダイルの詳細
ワニ革の中でも最高級品とされているクロコダイル種ですが、同じクロコダイルでも細かく分類すると4種に分けられます。
その4種を紹介していきます。
スモールクロコダイル
ワニ革の中でも最高級品と言われており、鱗の並びが非常に細かく、綺麗であることから高級なバッグなどに使われています。
ラージクロコダイル
日本にあるワニ革の中では一番古くから使われている種類です。
鱗が他のワニ革よりも大きいという特徴があります。
ナイルクロコダイル
基本的にはスモールクロコダイルと似通っていますが、お腹の横の鱗が丸みを帯びた長方形の形になっているのが特徴的です。
シャムワニ
お腹の横の鱗が丸みを帯びた形状をしています。
タイに生息しているということから日本に近いがために輸入量が増えてきており、日本で取り扱われるワニ革の製品はシャムワニのものであるということが多くなってくると思われます。
まとめ
ワニ革は上記した通り絶滅の危機にある種も存在するため高価なものになっていますが、シャムワニやカイマンワニといったように品質は劣らなくとも手を出しやすい価格のものも増えてきています。
普段の生活にアクセントをつけるという意味でも、ワニ革の製品に手を出してみるのもとてもオススメです。