ワニが食べた動物の骨は消化され、骨以外の角や歯などもすべて消化されるそうです。

ワニの胃酸はとても強力ですべて溶かしてしまうため、自らの胃を守るために石を飲み込み、ワニの胃の中には大きな石がゴロゴロ入っています。

ワニは人をも襲うこともあり、胃の中で人間の骨が多数見つかったという実話もあるくらいです。

すぐに骨が溶けてしまうわけではなく、時間をかけて骨を溶かしていくということがわかります。

ワニの噛む力は?

ワニ 骨 消化

噛む力が一番強いのがナイル川に生息しているワニで、2000キログラムから2300キログラムといわれておりいわば最強の力なのです。

しかも体も巨大で1トン近くあり、鳥や魚など小さい生き物も食べますがシマウマやアザラシなどといった大き目の哺乳類も食べます。

ワニはとても頭がよく一度捕まえた獲物をどんどん水の中へ引きずりこんで、デスロールという技で動かなくなるまで攻撃をします。

ナイル川に生息しているナイルワニの寿命は、約50年と言われており推定年齢は100歳ととても巨大になります。

中型のナイルワニでも1000キログラムで大型のワニになると1500キログラムになり、とても歯の骨やあごの骨が丈夫だと言えます。

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食べたものを消化する胃石とは?

丸呑みをするワニや、脊椎動物には胃石という機能をもっています。

この機能は噛み砕くための歯を持たない動物が、胃石を袋のようなところにある消化器器官の中にいれて保持し咀嚼に替えます。

胃石の大きさは個体によって異なり、また食性によっても異なり小さいのは砂程度から大きいものでは礫という石程度の大きさとなります。

まとめ

今回は、ワニの骨の消化についてまとめました。

ワニは、歯はあるもの噛み砕くということはせずに丸呑みをするので胃酸がとても強く、時間をかけて骨を溶かしてしまいます。

それでも多少はすり潰すために、必要な機能として胃石を体の中に備えています。

この胃石とは一部の脊椎動物が持っている機能だそうで、飲み込んだ石が胃石となり飲み込んだ食物をすり潰して消化を助けたり水の中で生きていくための重りにも使うということがわかります。

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