ワニの耳はどこにあるのか外からみただけではわかりずらいのですが、よくみると目の後ろに小さな穴がありそこがワニの耳の穴となります。
ワニの耳はとても頑丈な蝶番で、耳弁が水の中でもしっかり閉じているため水が入らない仕組みになっています。
ワニの聴覚は?
ワニの耳には耳小骨にアブミ骨というのがあるのですが、ツチ骨やキヌタ骨はありません。
頭を地面につけることで音や振動を直接頭に伝えて音を聴いているのですが、ワニにも鼓膜があるので空気の振動も聴くことができます。
鼓膜がいつから出てきたのはハッキリわかっていませんが、陸と水の中ではことなり微妙は空気の振動を感じる必要があるため魚から進化した両声類は皮膚の一部から鼓膜が現れたといわれています。
アブミ骨は小さく伝達できる周波数も広く鳥類と同じ内耳構造を持っているので範囲はかなり広いのです。
また同じ爬虫類のヘビは鼓膜がなく、空気の振動ではなく地面からの振動だけを感じて地中生活をしているということから聴覚が退化していったといわれています。
聴覚とは?
聴覚という言葉はよく聞きますが、その仕組みとして耳は音を聞くためで音を伝える外耳と中耳、音を受容するための内耳から作られています。
内耳の中には平衡する器官も含まれ外耳道の奥に鼓膜があり、中耳側にツチ骨があります。
音を聞くときはツチ骨とキヌタ骨、アブミ骨から成り立っている3つの耳小骨を経て前庭窓から内耳の外にあるリンパに伝わるという仕組みになっています。
まとめ
今回は、ワニの耳の場所と聴覚についてまとめました。
ワニの耳は、とても分かりずらい所にありますが目のあたりを注意してみることで発見ができるということです。
ワニが音を聞く方法として地面や空気を通して感じることができるということ、また聴覚の範囲もかなり広いということです。
そのヘルツは12000と言われており鳥類より広いということから、とても感度が良いということになります。