なぜ草食のワニがいないのか?
もしいたならどんな形態や生態なのか、とても疑問になりますよね?
同じ爬虫類でもトカゲやカメは草食や雑食ですが、一般的にみるワニやヘビは肉しか食べません。
なぜワニは草食ではないのでしょうか?
それは長い歴史や環境の変化によって変わってきた様です。
草食だったワニはどんな生態?
白亜紀後期アフリカに生存していたシモスクスというワニは、吻部が短く獅子舞のような頭を持ったワニだったそうです。
歯の形も現代のワニとは異なり球根型で歯の頭が複数尖っていたことから、このシモスクスというワニは植物食性であるといわれています。
また、恐竜時代には海にも生息していたワニは頭蓋骨は軽くヨロイのような鱗がなく魚を捕食していたワニも発見されました。
ワニと聞けば獰猛で肉食動物というイメージでしたが、恐竜がいた時代には草食のワニがいたということでした。
肉食のワニが苦労することは?
肉食の動物が一番苦労する点は、エサをいかに手に入れるかです。
相手も動物なため、何かしらの運動機能や退避方法または防御法を取ります。
そのためワニを含む肉食動物は、相手の上を越えられるよう探索能力や捕獲能力を獲とくし発達をしなければなりません。
当然狙われる側も逃走方法や防御方も能力を発達させるので、肉食のワニなどはかなり苦戦します。
また、すべての動物の祖先は肉食だったのですがその後雑食や草食に変化した動物もおりワニは肉食に適した体系なのです。
まとめ
今回は、ワニの肉食と草食についてまとめました。
現代どこでも見るワニは、肉食という印象がかなり強くまた丸呑みをする怖い生き物というイメージがあります。
しかし、白亜紀後期には草を食べていたワニがいたことがわかり、歯の形や形態がかなり異なることもわかりました。
肉食だった動物はそのまま現在に至りますが、草食や雑食の生き物は肉食だけでは生き残れないことから変化をしていたことも判明しました。
ワニは、水の中でじっと獲物を待つことで余分な体力を使わず温存していることでエサの確保が困難でも生き延びてきました。