ワニが陸上で歩くスピードは時速18キロで、一般の人間が思いっきり走ると時速20キロといわれています。
普通に走れば逃げ切ることは可能かもしれません。
しかもワニは短距離勝負で長距離が苦手な生き物なのです。
長距離になればなるほど逃げられる、ということですね。
ワニが獲物を狙うときは、水の中でこっそりと身を潜めてこっそりと獲物に近づいて捕食します。
ワニは、陸より水中のほうが時速が早くなり32キロという速さで動くので、水の中で襲われたらひとたまりもありません。
まして水の中では、音も出さずに静かに動き目が頭の上にあるため水面の状態を確認しながら泳ぐことができ、水中では最高1時間くらい潜ることもできます。
なぜワニは回転する?
ワニの回転をデスロールといいますが、大きい獲物を捕らえたとき噛みついたまま水中に引きずり込み激しく体を回転させて獲物の肉を引きちぎるためなのです。
水中に引きずり込まれた獲物は、もちろん溺れてしまいますがそれも狙いで引きずり込みます。
強い力で噛みつくことはできますが、哺乳類のように噛み砕くということができないので回転をして食べやすい大きさに食いちぎってから丸呑みをするのです。
獲物が抵抗できなくなるまで回転をすることから、デスロールという名前が付きました。
ワニが好む捕食は?
ワニは、肉食の爬虫類ということは知られている通り水牛や北極熊などを襲います。
まれにですが、ワニは自分の子供でなければコワニなどを見つけたら躊躇なく食べてしまうこともあります。
ワニが食べる量ですが、動物園ですと1週間に鶏を1羽か2羽程度と言われていますが、変温動物なので体温をあまり高く上げる必要がないため飼育されているワニのエサ代は安く済むようです。
まとめ
今回は、ワニの捕食と回転についてまとめました。
ワニという生き物は、獲物が動かなくなるまで噛みつき体を回転させ肉を引きちぎってから食べるということでした。
ワニの歩くスピードは、とても遅いですが水中となるとかなりのスピードで獲物に襲いかかってくるということがわかりました。
もし陸で襲われそうになったときは、素早く逃げることで命を守ることができますが、もし水中で出会ってしまったらとにかく逃げることに専念をすることをお勧めします。