みなさんは「ピーターパン」を見たことがあるでしょうか。
ピーターパンのワンシーンで、フック船長が海にうじゃうじゃいるワニに襲われるというものがあります。
海に遊びに行った人がサメに襲われるという話は何度か耳にしたことがありますが、ワニに関してはそういった話は聞いたことがありません。
そもそも、ワニは海にいるのでしょうか。
この記事では、ワニの生息地について記していこうと思います。
ワニは海で生きていけるか
ワニというのは爬虫類で、川にも海にも生息することができます。
つまり、ワニが海にいてもおかしいということはありません。
では、なぜ私たちにはワニが海にいるという印象が薄いのでしょうか。
海を渡るワニ
先ほども述べたようにワニは爬虫類なので海にいてもおかしいということはありません。
しかし、海を主な住処とするワニはいないようです。
海水でも身体への問題がないという意味でワニは海にいてもおかしくないとは言えるのですが、実際には島から島へと移動する際に海を渡るワニがいるというくらいでピーターパンのように海のそこらじゅうにワニがいるということはないのだそうです。
海に生息する同じ爬虫類
爬虫類とは言ってもワニの身体には塩分を体外に排出するという仕組みはありません。
そのため、あまり長期間ワニが海水で生活するというのは現実的ではないのです。
カメやイグアナにはそういった身体の仕組みができていたため海でよく見かけることがありますが、同じ爬虫類であってもワニを海で見かけるということはほとんどないのです。
まとめ
これらのことからワニが島から島へと渡る手段として海を泳ぐということはあっても、海で生活をするということはほとんどありえないということが理解していただけたのではないかと思います。
ピーターパンで、海で大量のワニに襲われたフック船長は偶然島渡りをしていたところに居合わせてしまった相当な不運の持ち主だったということなのでしょうかね。
みなさんが海に出かける際にはワニに襲われるといった心配はまずないと言えそうなので、安心して海を満喫していただければと思います。