よくテレビなどで見られるアフリカなどの池の様子で、ワニやカバがお互いに襲うことなく共存しているかのような映像がよく見られます。
皆さんのイメージとしては、ワニがカバを襲って食べてしまうのではないかという考えを持つ方が多いようです。
この記事ではワニとカバの共存について、記していこうと思います。
ワニはカバを襲わない?
ワニとカバは生活圏が重複しているため、端から見ると共存しているかのように見えますが実際のところはそうではありません。
前提としてカバは草食動物であり、ワニは肉食動物です。
肉食動物であるワニは当然のごとくカバは捕食対象となるわけですが、カバのように大きな動物は食べることができません。
そのため基本的にワニはカバを襲うことはしないのです。
カバに踏まれてしまえばワニの内臓が潰れてしまいますし、カバを嚙み切れるほどワニの顎は開きません。
また、噛む力自体はカバの方が上です。
そういったことから基本的にはワニよりもカバの方が強い動物として認識されるのです。
カバは草食動物であるためワニを襲うことはありませんし、ワニもカバのことを捕食対象として見ることはほとんどないため、お互いに襲うことなく共存しているかのような映像がメディアでよく見られるのです。
ワニがカバを襲う場合
ワニがカバを襲う映像もあることにはあるのですが、ワニがよほどの空腹状態であった且つカバの子供を狙っているものがほとんどです。
それくらいワニにとってもカバを襲うことは、リスクの高い行動であるのですね。
そのため、わざわざ襲わなくとも自然に亡くなって肉がふやけたカバを捕食すればいいという程度に認識しているであろうとされています。
まとめ
結論としてはワニはカバを捕食対象としているため、共存という関係にはありません。
しかし、カバを襲うことで逆に返り討ちに合う可能性が高いため、ワニが自らカバを襲うことはほとんどないということ。
また、襲う場合はワニが相当な空腹状態であることやカバの子供が対象となっているのがほとんどであるということです。
そのため、よくテレビで見られるワニとカバがお互いに襲うことなく共存しているように見える映像は、お互いを襲うことにメリットが少ないことから当たり障りのない関係を保っているだけで、共存の関係にはないと言えます。