最近、有名人などが珍しい動物を飼っている様子がテレビで紹介がなされたことによって犬・猫などといったメジャーな動物とは一風違った珍しい動物を飼うことに関心を持つ人が増えてきました。
その中でも比較的飼育が簡単である、爬虫類のトカゲなどといった珍しい動物を家で飼育するのが一種のブームとなっています。
この記事では爬虫類の中での、トカゲとワニの違いについて記していこうと思います。
トカゲとワニの違い
トカゲとワニは先祖が同じで「双弓類」というものに分類されています。
双弓類からトカゲは「有鱗類」に分類され、ワニは「ワニ類」に分類されます。
有鱗類にはトカゲの他にヘビなどが属しています。
また、ワニは爬虫類の中でも2大グループの1つである主竜類に分類されており、トカゲとは違って恐竜に近い生き物であると言えます。
トカゲとワニの根本的な違いとしては、祖先を始めとする分類が違うというものくらいで、生態などといった面から語ればトカゲとワニは非常に似ているということも言えるのです。
トカゲとワニの共通点
外見としては四肢が身体から横向きについていて、地面を這うように歩く構造となっており、尾がある点であったり乾燥に強い卵などといった共通の特徴があります。
また、代謝によって発生するアンモニアは両生類や哺乳類などは尿素として代謝するのですが、トカゲやワニは水に溶けない尿酸に代謝し、糞と一緒に排泄されるといった体の機能の面での特徴もあります。
尿酸は鳥の糞の白い部分に当たるので、皆さんも一度は見たことはあるのではないでしょうか。
これも乾燥に対する適応力の1つであるとして知られています。
トカゲやワニは変温動物であるので、体温が外部の温度に依存しています。
そのため、日光浴などで体温を上昇させたのちに活動を始めます。
まとめ
ここまで記したように、実はトカゲとワニというのは似ているというイメージはあながち間違ってはいないということがお分かりいただけたのではないかと思います。
ただし生物学的な観点から言えば、爬虫類の中でも分類されるものが違うということくらいは頭に入れておいても良いかもしれませんね。