人に危害を加える恐れがある危険な動物でワニやトラ、タカなど哺乳類、鳥類などの約650種類が対象の生き物は、都道府県知事か政令市の長の許可が必要となりますが、外来生物法で飼養している生き物は除外されます。
飼養施設や保管方法に基準がありその基準を守り、飼養するには管轄の都道府県にて手続きをします。
守るべき基準とは、飼育をする施設や構造及び規模や飼育するための管理法、動物の管理方法に関する事項です。
飼育する施設などでは、おり型施設などで飼育保管するという規制があり、飼育する施設の管理方法では特定動物を飼育している旨の標識などを掲示をする義務があります。
動物の管理方法としては、マイクロチップなどによる個体識別処置をとる必要があります。
ワニを飼育する準備と手続きは?
ワニはとても危険な動物ですので、必ず手続きが必要ですがその手続きには順番があります。
- 保健所で詳しい手続きの説明を受けそのあとに生体販売証明書とワニの写真をもらう。写真は自分で撮影をしてもよいです。
- 動物保護管理センターに行き、飼育をするために必要な許可を申請します。その時にかかる費用は16000円から17000円くらいかかり、そのほかにも書類が必要となるので事前に確認をしておくことをお勧めします。
- 手続きが終わったら職員の人が飼育をする家を確認しにきて、そのあと連絡により許可されたら増減届を提出します。
- 特定動物飼養・保管飼育証と特定動物の飼養または保管の許可を受けたことを示す座標をもらい、保管許可証とゲージを持参して販売店にいきワニを購入しますが、その時に個体識別をするためのマイクロチップを埋め込んでもらいます。
これで、やっとワニを飼育することが可能となります。
ワニを家で飼育するには?
ワニはとても危険な動物です。
飼育するためには強化ガラス製の水槽を準備しますが、初めのころは移動用と飼育用の水槽が必要となり、開口部のところには2重にカギを設置します。
この強化ガラス製の水槽の値段は、数万円しますがワニを飼育したいのであれば惜しまずに購入をするとよいです。
ワニも成長していくので、その時に合う大きさの強化ガラス製か金網入りのガラス製の水槽に変えていきます。
厚さ15センチ以上の鉄筋コンクリート製の水槽や金網のおりでもよいですが、その際に排水口や通気口を設置するのに必ず金網で被せる必要があり、また出入口は強度や耐久性に気を付け配慮した頑丈な2重の戸も必ず必要となります。
まとめ
今回は、ワニの飼育と危険についてまとめました。
ワニは、とても攻撃的なので飼育するには十分な注意が必要です。
また、他人に危害を及ぼさないよう配慮も必要となります。
大きくなって飼えなくなったからと言ってむやみに捨てたりせず、動物愛護センターなどにきちんと相談をしてください。
万が一人に危害を及ぼしてしまうと、飼い主の責任にもなってしまうので飼育しているときも十分な管理をすることが必要です。