生き物でも個体によっては、血の色が違うということをご存知ですか?
とっても不思議ですよね?
同じ蛇やトカゲでも個体によっては血の色が異なることがあるそうです。
では、ワニはどうなのかと言いますと哺乳類や鳥類、爬虫類、両生類などの動物はすべて人間同様赤い血なのです。
ワニの血から?
ワニの免疫組織にHIVウィルスを消す性質があるといわれ、実験結果も出てとても期待が寄せられています。
ワニの免疫組織は私たちよりはるかに強力で、過酷な縄張り争いで大きな傷ができてしまっても命に係わる感染症が少なく、広がることもないことからウィルスに強いといわれています。
ワニなどの爬虫類の血に含まれているいくつかの蛋白質には、黄色ブドウ金や金ぶどう球菌のようなペニシリンに対して抵抗力があるとわかりました。
ワニの免疫力はとても強力なため私たち人間に適合できるかまたは相応の調節が必要なためまだ医療では使用されていませんが、このワニの血液や免疫力を生かせれば病気になってしまっても怖くない時代がやってくるかもしれません。
血の色はなぜ変わるの?
血液の色についてですが、動物の中には赤い色だけでなく青い色をした生き物がいたりします。
青色をした血液が赤く見える理由は、血液の中に含まれる酸素結合たんぱく質の種類と関係があり、脊椎動物の血液は鉄分を含むヘモグロビンがありその鉄分が酸化すると血の色が赤く見えるのです。
また、軟体動物や節足動物などは緑色の血液を持っているといわれています。
まとめ
今回は、ワニの血と色についてまとめました。
ワニの血は私たち人間と同じで赤いということでしたが、ワニの血液は難病と言われているHIVに有効だということも少しづつわかってきた様です。
この血液が治療薬になれば、今病気で困っている人が少しでも減ることも期待できるという素晴らしいことです。
ワニは一見怖いイメージですが、私たち人間に役に立つのであれば見方を変えるべきだということになります。